皆様こんにちは。
コラゾンデザインの平井です。
突然ですが皆様は基礎に横穴が空いているのはご存知ですか?
こちらは水抜き穴といい直径5センチ程度の穴が意図的に設けてあります。
こちらの穴の目的は主に工事中の雨天などで床下に溜まった水を外に出す為に設けられます。
何故水抜き穴が必要なのか
湿気対策:床下の湿気がこもると、木材の腐食・カビ・シロアリ被害の原因に
施工時の排水:基礎工事中に雨が降った場合、水抜き穴が無いと水が溜まってしまう
水抜き穴を塞ぐ効果
お家の工事が一通り進んで来ますと床下に水が溜まる要素が無くなりますので、水抜き穴の仕事はひとまず終わります。
今度はこの穴がシロアリや虫の侵入口となりますので塞いでいきます。
使用するのはコシシーラーという防蟻剤を含んだコーキングです。
穴を塞いだらモルタルを塗り表面を整えます。
穴が空いていた事がわからないですね。
これで基礎の化粧作業が完了です。
この状態でお客様に引き渡しを行います。
お住まいになってからの水抜き穴
また、基礎の水抜き穴ですがもう一つ重要な役割があります。
それは浸水や漏水で床下が水浸しになった時です。
床下に溜まった水は水抜き穴を再度開ける事で容易に排水する事が出来ます。
穴の位置は表面上ではわからないので、トンカチ等でトントンと叩いて音が変わる所で強く叩く事で再度開通します。
何気ない穴でも実はかなり無くてはならないものです。
建築って色々な所で意味があるから面白いですね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
また更新させて頂きます。