皆様こんにちは。コラゾンデザインの平井です。
本日は今月着工させていただく現場の地縄張りにお伺いしました。
地縄張りとは実際に建築させていただく現場にて、
建物の位置や外形を地面に示すための縄を張る事です。
配置図を基に境界杭の位置を確認し、境界線を確認します。
建物を配置する基準の寸法を導き出したら平面図を基に建物の芯に沿って縄を張っていきます。
縄が張られますと敷地内に建物の外郭が現れますので、
・配置図に誤りが無いか
・隣地への越境や空中架線などの障害物が無いか
・建物内に埋設物や地下の障害物が無いか
を着工より事前に確認する事が出来、トラブルを未然に防ぐ役割を果たしてくれます。
よく地縄を見たお客様から「思ったより小さく感じる」と言われることが多くあります。
それは体積や高さといった概念が地縄の時点ではなく、面積だけの情報になってしまう為小さく感じてしまうのです。
小さく感じて不安な時は、近くに建物がある場合、地縄と隣家を合わせてみるとどの位の大きさがあるかある程度判別できると思います。
古くはお城の設計、配置や大きさや範囲を縄を張って示したことから縄張りの語源になっています。
建築の技術が向上した現在でも始まりは同じ工程をしていることに、代々受け継がれる建築にロマンを感じますね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。
また更新させていただきます。