こんにちは!コラゾンデザインの廣瀬です.
今回は「代々木体育館」について紹介したいと思います。
設計を手掛けたのは、日本を代表する建築家・丹下健三氏になります。
こちらの建物は1964年の東京オリンピックのために建設された建物になります。
代々木体育館の最大の特徴は、屋根を支えるケーブルを中心軸から吊るすことで、
広大な空間を柱なしで実現したところにあります。当時の構造ではなかなか斬新だったそうです。
柱無しにすることで、観客席の視界が遮られることなく、開放的な空間を生み出しています。
建築を単独の存在ではなく、周囲の環境と調和させることを重視しているとのことで、
流線型のフォルムは風の流れや水の渦と思わせ、自然に溶け込むデザインとなっています。
今まで色々な建物を紹介しておりますが、どの建築物においても
建物を単独で見るのではなく、自然と一体となるところを重視しております。
住宅も同じで、周辺環境をどのように生かしていくのか、この部分が大切だと思います。