皆様こんにちは!コラゾンデザインの平井です。
本日は基礎工事の中で1回目のコンクリート打設現場の立ち合いに伺いました。
絶好のコンクリート打設日和の中、業者さんの丁寧な作業に安心して立ち会うことが出来ました。
さて、突然ですがコンクリートを施工するにあたり相性の良い季節があるという事はご存じでしょうか?
年間通じて施工されるコンクリートですが実は秋が一番良いと言われています、次に春夏冬です。
これだけ伝えると冬にコンクリート作業はダメといった印象になってしまうのですがそうでもありません。
そもそもコンクリートが固まる作用はコンクリートの水分が抜けて固まるのではなく、温度とセメントと骨材(砕石や砂)との化学反応で固まるものです。よってコンクリート打設の際には外気温に大きく影響を受けます。
気温が低くなりすぎると固まるのが遅く、高くなりすぎると固まるのが早くなりすぎてしまいます。
コンクリートの硬化時間は早くても遅くてもダメ!という事で丁度よい気温の秋と春が好まれます。
では、夏と冬はどうしているかと言いますと、セメントと骨材の配合を変更してコンクリート強度を補正して対応すれば問題が無いと言われています。
しかしそれだけだとやはり心配です。
夏は硬化する段階で打ち水を行い効果速度を遅くしたり、効果速度が速くクラックの原因になるので再度コテ抑えをしたり、
冬は温度管理を気象情報で徹底管理し、硬化中は5℃以上の気温を維持するため打設する時間を調整するなど色々気を遣いながら作業を行うことで品質をクリアしています。
春秋と夏と冬それぞれ同じ基礎工事でもコンクリートの管理が違うのは建築の奥深さを感じます。
機会があればもっとコンクリートを深掘りしたブログも書いてみるのもよいですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
また更新させていただきます。