こんにちは!コラゾンデザインの廣瀬です。
先日、金沢21世紀美術館を訪れた際に「松涛庵(しょうとうあん)」という建物も一緒に
訪れました。
この建物は江戸根岸の隠居所「冨有園」の居室として建築されたものです。天井や柱が紅殻塗りであったことから「赤い間」と呼ばれていました。
その後、鎌倉の別邸への移築を経て、昭和11年(1936)前田家16代 利為により、独立した数奇屋風の茶室として整備され「松涛庵」と命名されました。
内部の見学はできませんでしたが、外観だけでも見応えのある建物でした。軒が深く、重心も低いので落ち着いた佇まいで、居心地のよい建物を感じることができました。
周囲の緑と溶け合い、控えめでありながら空間に深みを与える数寄屋の美しさは、住宅設計に携わる者として大きな刺激になります。
数寄屋造りで有名な建物としては京都にある「桂離宮」が挙げられます。こちらの建物はまだ訪れたことがないので、近いうちに訪れたい建物の1つです。
今回は外観だけの見学でしたが、次は内部空間も触れていきたいと思います。